【重要無形文化財 本場宮古上布】八寸名古屋帯(dn-16)



「生成り地、絣、八寸名古屋帯」
希少価値があり国の重要無形文化財に指定されている宮古上布です。
「北の越後上布、南の宮古上布」と言われ越後上布と並んで麻織物の最高級品です。
最初に苧麻(上質の麻)の繊維を爪で裂き手で一本の糸を作っていきます。一反分の糸を製作するのに熟練者でも3ヶ月以上かかるといいます。
次に織り出していくのですが宮古上布の精巧な柄行はミリ単位の手仕事で熟練の織手でも一日に20cm織るのがやっとだといいます。
そして最後に木槌で織り上がった生地を叩く「砧打ち」をする事により艶が増し、光沢が出ます。宮古上布には欠かせない特有の仕上げです。
高度な技術と手間暇によって製作された宮古上布は着物愛好者にとって一度は袖を通してみたい憧れの着物です。